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期限が迫るPCB廃棄物処理

最終更新日:2017年8月31日 木

ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含有する廃棄物の処理期限が迫ってきています。 PCB廃棄物の恐れがある廃電機器、廃油、汚染物等(ウエス汚泥等)はPCB有無の調査・分析を行い期限内に処理を行わなければいけません。

PCBとは

PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、 主に油状の化学物質です。PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、主に電気機器(安定器、変圧器、コンデンサー)等の絶縁油や熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていました。 PCBは脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告されおり、現在はPCBの製造・輸入ともに禁止されています。

高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物

PCB廃棄物は、PCB濃度により高濃度PCB廃棄物と低濃度PCB廃棄物に分類されます。高濃度PCB廃棄物はPCB濃度が0.5%(=5000ppm)を超えるものをいいます。高濃度PCBは、機器等の銘板に記載されている情報から判断できます。しかし低濃度PCBについてはメーカーや製造年月日等では判定することが難しく、機器から直接絶縁油を採取して分析して判定するケースがほとんどです。(絶縁油の入替ができないコンデンサーでは、平成3年(1991年)以降に製造されたもの、変圧器のように絶縁油に係るメンテナンスを行うことができる電気機器では、平成6年(1994年)以降に出荷された機器であって、絶縁油の入替や絶縁油に係るメンテナンスが行われていないことが確認できるものについてはPCB汚染の可能性はないとされています。)

処理期限はいつ?PCB廃棄物の処分先はどこ?

高濃度か低濃度PCB廃棄物によって処分先、処分期限は以下の表のようになります。(高濃度PCB処分先のエリア区分の詳細は環境省ホームページ内の「ポリ塩化ビフェニル(PCB)早期処理情報サイト 」をご覧ください)

高濃度PCB

処分先
及び処分期間
中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)
/事業所エリア
安定器及び
汚染物等
変圧器・コンデンサー
北海道(室蘭) 平成35年3月31日まで 平成34年3月31日まで
東京エリア 平成35年3月31日まで 平成34年3月31日まで
大阪エリア 平成33年3月31日まで 平成33年3月31日まで
豊田エリア 平成33年3月31日まで 平成34年3月31日まで
北九州エリア 平成33年3月31日まで 平成30年3月31日まで

低濃度PCB

民間の処理事業者 平成39年(2027年)3月31日まで

早めの調査・分析でPCB有無の確認を!

もし調査・検査を行いPCB廃棄物と判明した場合、関係各所に届出を行い、処分する日まで適正に保管をしなければいけません。PCB廃棄物の処理は早くても半年はかかるといわれています。スムーズに処分する為にも早めの調査・分析を行いましょう。