アスベスト(石綿)

アスベスト業務についての、アスベストの含有量や大気中飛散量の測定だけでなく、建築物石綿含有建材調査者等が、事前調査から対策工事の提案・施工及び施工管理も行っています。

事業許認可

作業環境測定機関登録 第17-4号

主な使用機器

建物の事前調査

平成26年6月に施行された大気汚染防止法では解体等工事の事前調査及び説明の義務付けがされています。当社では、そういった解体前等の事前調査のアドバイスや調査を国土交通省登録の建築物石綿含有建材調査者講習の修了者及び一般社団法人JATI協会の認定資格であるアスベスト診断士が行います。「事前調査をどのように行えばいいかわからない」「使用している所有建築物に石綿が使用されているかを知りたい」な

アスベストの事前調査を行うケース(石綿建材の使用状況の確認)

アスベストに関わる法律

石綿障害予防規則 建築物、工作物、銅製の船舶の解体等作業を行うにあたっては、事前に当該建築物等に石綿が使用されているか調査しなければなりません。
大気汚染防止法 解体等工事の工事施工者は、石綿使用の有無について、事前に調査しなければなりません。また、調査結果を工事発注者に書面で説明しなければなりません。
建築リサイクル法 分別解体に係る施工方法に関する基準として、事前に特定建築資材に付着した吹付け石綿等の有無を調整しなければなりません。

アスベスト分析

JIS A 1418「建材製品中のアスベスト含有率測定法」でアスベスト分析を行っております。現在6種類の石綿(クリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライト)の測定が可能です。当社は、日本作業環境測定協会主催の外部精度管理「石綿分析技術評価事業」に参加しており、現在以下の認定者が在籍しております。

カテゴリー1
(石綿が含まれているか、含まれている場合はその含有の程度(%)を知る場合に必要となる分析技術)
【評価区分1】(JIS A 1481-1) 合格2名
【評価区分2】(JIS A 1481-2) 合格1名
【評価区分3】(JIS A 1481-2とJIS A 1481-3)
 Bランク1名、Aランク1名
【評価区分5】(JIS A 1481-1とJIS A 1481-5) Aランク1名

カテゴリー2
(作業環境や一般環境の大気(空気)中にどのくらいの石綿繊維が浮遊しているかを決定する場合に必要な技術)
【評価区分4】(作業環境測定ガイドブック 1等の方法) 

位相差顕微鏡 Nikon ECLIPSE 80iTP-DPH

エックス線回折分析装置 PANalytical X′pert PRO MPD

分析項目 分析方法
アスベスト(定性)
アスベスト(定量)
対象:建築材料
分析方法:JIS A 1481
空気中の石綿粉塵濃度 対象:空気
分析方法:JIS K3850-1

アスベスト対策工事

アスベスト業務には関連する法律等が数多くなるため、建築物等の所有者が守らなければならない法律についても十分考慮した提案をしています。
対策工事 必要な定期点検の項目
石綿除去工事(囲い込み・封じ込め) 1.目視による石綿の劣化、損傷等の確認
2.衝撃・腐食・結露水等による周囲の劣化確認
3.空気中石綿濃度測定