株式会社エオネックス > 社長エッセイ > 経営理念に寄せる想い

経営理念に寄せる想い

社長エッセイ 2008年9月12日 金

エオネックスグループ経営理念
人材を最大の財産と位置づけ、魅力的な会社運営のもとで、確かな技術力を核として、お客様に満足のいく商品を提供し、着実な発展と安定した会社経営を目指す。

 ご覧になられたとおり、当社の経営理念は「人材重視」と「お客様満足」の二本柱からなります。
 まず、「人材重視」ですが、私が亡き父の跡を継ぐ決心をし、エオネックスグループにお世話になったのは昭和60年の4月でした。当時はまだまだ人材不足で、営業品目も少なく、おまけに売り上げがグループで約3億円に対して借金が2億円強もありました。現在の営業担当の百々専務と一念発起し、まず優秀な人材の確保に奔走しました。
めったに出席したことのない中学や高校の同窓会に出て、これはと思った人を安い居酒屋に誘い、将来ビジョンを熱く語って口説き落としたり、また、業界に関係のあったこれはという人をめげづに説明しつづけたりしたこともありました。また、大学のゼミに顔を出してお願いしたり、大学を卒業して4年間本当にお世話になった国際航業に頻繁に出向き、仕事ついでに優秀な人材を捜したりと賢明に努力しました。

 そのかいもあり、少しずつ我々のビジョンに同調してくれる社員が集まってきました。しかしながら現状を良しとしていた人達はグループを去っていったので、なかなか人数は増えませんでした。しかし、我々が目指すグループのビジョンに対しては、少しずつですが、近づいていきました。
 また、どんな仕事も選ばずに受注していきました。それまでは少しやり繰りすれば消化できる仕事でも簡単にお断りする体質でした。入社して二ヶ月目の5月の受注がたった25万だったことを今でも鮮明に覚えています。
 これではだめだと当時国際航業から我々のビジョンに賛同して戴き入社した技術担当の武田専務と夜の7時頃まで福井の大野市で仕事をし、次の日の朝9時に千葉の千葉県庁で打ち合わせだったために、一晩中車を飛ばし、朝方に近くのファミレスで寝たことも当時はよくありました。 おかげさまで、今では各分野ごとに優秀な技術者も配置でき、グループで25億を売り上げるまでになりました。この頃の教訓として、特に私共のような建設コンサルタント業界は、「人材重視」でいかなければと痛感した次第です。

 次に「お客様満足」ですが、一例をあげますと昭和60年当時は温泉業務であれば、当社は掘削業務だけを営業品目にしていました。しかし、ある時にお客様から温泉掘削のポイントを選定するための調査業務や汲みあがった温泉を利用するための設備工事などもできないかとの問い合わせがきました。それまでは当社では未知の分野であったためにお断りをしていたのですが、私は当社で掘削ポイントの選定から設備工事まで最後まで責任を持って管理させて戴くことが、お客様の満足になると判断し受けさせて戴くことにしました。

 それから全国の先進地の視察や専門家を訪ね、当社の技術者と共に一生懸命にそれこそ儲け抜きで第一号を納めさせて戴きました。その時の仕事が縁となり、お客様からの紹介で次々と御仕事を戴き、今では温泉設備やメンテナンス部門は全体の4割を占めるまでになったのです。さらにお客様に満足をして戴くことを追求し、平成16年の4月には約5千5百万円を投入して井戸の健康診断車「WELL DOCK2」を購入しました。これにより井戸の内部を物理的に老朽化や破損の原因等を診断できるようになりました。また、平成17年の4月には政府の規制緩和政策の一環により、温泉成分分析機関と水道法水質機関の登録が認められました。これにより、正式に当社の名前で成分鑑定書も発行できるようになったのです。加えて平成18年の4月に井戸の内部地下1000mまで撮影できる井戸の内視鏡「WELL SCOPE」も購入し、視覚的にも不具合の原因を追及できることが可能となりました。今ではこの分野ではプランニングからメンテナンスまで一環した体制での知名度が高くなり、全国からのお引き合いも多くなってきています。
 このように「お客様満足」を追求することにより、成果はついてくるものであるということを体験させて戴いたわけです。今までにどんなに業績が落ち込んでも何とか経営してこれたのは、この「人材重視」と「お客様満足」の考え方が根底にあったおかげだと感謝しております。